ペンギン

助けてくれ

こんばんは

今日は色んな物見たね

鼻水を手に貯めるオタクとか

ホームでタバコ吸うサラサラ長髪の

メキシコ人並みに色が黒い平たいおっさん

エスカレーターをソロで駆け下りる中学生とか

オタクは机グゥんするタイプだから焦った

その手で俺の机に手を触れるな貴様

因みにそのオタクもサラ長髪

今日は早引け出来たし

佐山さんにも会えちゃったし

そこまで辛くない日だったねハム助

ドア開けたらちょうどお互いぶち当たって

波々にするの飽きちゃったね

俺ははっきり言わせて貰うと綺麗な人の顔とか動きとかを全部見ていたいんだよな、

表情の機微とかをずっと見ていたい。

綺麗なものをずっと見ていたいと言う気持ちが根底に有ってそれが俺の全てである気がするんだよな。

男でも女でも性別関係なく綺麗な物だけを見て摂取して過ごしたいと言う希望感情欲望がある訳で唯そこに俺は介入してはいけないんだよね。俺という存在でその空間を汚してはいけないと言う自戒の存在がコンプレックスの根元の所にあるわけで、でも俺は俺として俺のことを綺麗なものとしての認識も有ってその矛盾が恐らくはかなり障害になってるんだよ此処で難しいのがその矛盾をまた綺麗なものとして認識もしている事で全体的に堂々巡り感が否めないしかしながらその堂々巡りも鬼美しいわけで俺の感情が円環を成している事に誇りも感じているわけででもでも俺は普通の人間にもなりたいんだよな普通の人間になりたい量産型とか言われようがその量産型は俺ほど考え過ぎる事も無いし標準となれている事はかなりの救いでもあるんだよなぁ。普通の人間ならそれ以前の普通の人間から受け継がれている定型があって俺が悩んでる事は普通の人間定型に当てはめて動けば良いんだしその余力で俺の手が回らない所まで思考を回せるのが羨ましい、という事は俺は普通の人間よりも沢山の事に思考を回せてないかもしれないって事でそれはとても悔しい事で理解をしちゃいけない事で普通の人間になりたい敢えて奇抜な事をしてみたり色んな言い訳使って普通の人間とは違う枠にいるって自他共に騙してるけどそれはいつか限界が来るって本能として分かっているしもう限界だって事も分かっているのが辛いところでその奇抜な枠に擦り寄って見せてもある程度の所でそれ以上は本物しか許されない領域にぶち当たって打ちのめされてるんだよな毎回。無理矢理その領域にねじ込んでもそれ以上は恥をかいて終わってるしそれをまだ余力を残している風に見せる事で凌いで来たのも惨めなだけででも俺は引き返せない所まで来てるんだよここで辞めたら今迄の俺を否定する事になるからそんな事は出来る筈が無いんだよな何故なら俺は俺が好きだし俺を裏切ったら俺はもう何も無くなってしまうからそれは絶対出来ないんだよな、これは感情としてのそれなのかそれとも意地としてのそれなのかは知らないけどどちらも直す事が出来ないってのは共通しているわけでいやでもこれを完全に理解してくれる誰かとエンカウントする事によってのみ救済されるもので唯今迄会ってきた人間に俺の意地を飲み込んでくれる人間は居ないしそんな人間は俺に関わって汚されてはいけないんですよ。どうですかこれ、円環でしょ?